介護・福祉職の未来

 

私はこれまで福祉系の業界で約10年従事してきました。その中で、福祉施設で働いてきた内容を以下に記載していきます。

 

約5年の間、特別養護老人ホームで介護職員として従事してきましたが、とても過酷な5年間でした。
しかし、その分得るものも多く、自身の視野や技術、人脈を増やすことができました。

 

福祉職といえば、給料が安い、気持ち悪い、汚い、というようなイメージを強くお持ちの方もいるかもしれませんが、今の日本における超高齢化社会においてはなくてはならない存在の職種だと感じています。介護職員がいなければ、これまで日本を支えてくれた高齢者の生活を支えることはできません。

 

国の施策としても、介護職員の離職軽減やスキルアップを図るため、キャリアパスや給与における処遇改善が実施されてきました。
今後も超高齢化社会がしばらく続くなか、従事者にとってやりがいにつながる要素は増えていくと考えられるため、未来がある職業だと感じています。

 

しかし、そういった部分が整備されたとしても、実際の現場では精神的・肉体的にもかなりの疲弊があります。身体やメンタルケアをいかに自身でできるか、ということも長く働く上で重要になってきます。

 

特に、身体介護を行う場合、よくありがちなのが、腰を痛めてしまうということです。これをやってしまうことで、介護職員としての仕事に大きな影響を及ぼしてしまうことになりますので、自身の介護スキルをあげ、自分と相手の体を守ることが重要になっていきます。


 

精神科病棟1000日

 

私は精神科病棟に3年間勤めて急性期病棟で入院患者さんのお世話をしていました。

 

急性期と言うこともあり患者さんから叩かれたり罵倒を浴びせられる事も珍しくありません。勤務中の派手なメイクや髪型が禁止なのはもちろん出勤中の服装も控え目にするように言われ住んでいる地域やプライベートな自分の話もしないように言われていました。

 

患者さんが困難状態になり目の前で自殺未遂をしたり、私の事を篠原涼子と思い込み篠原涼子さん篠原涼子さんと言いながらずっと付いて回れた事もありました。

 

急性期病棟は病棟への出入りも簡単にはできないシステムで暗証番号やシステムキーがないと出入りができません。ご家族が面会に来られるとインターファン越しに確認をして扉を開けに行くのですが、病棟への面会に来られるご家族様も病棟へ入る時はとても緊張した様子で来られます。少しでも安心して面会して欲しいと言う気持ちもありお子さんとは手を繋いだりしていました。面会から帰られる時は患者様もご家族様も泣きながらお別れする事も多く何回立会いをしてもグッと来るものがありました。

 

精神科病棟では様々な人生を送られた患者様との出会いがあります、親に虐待された人、犯罪被害者、犯罪加害者のご家族、職場のストレス、学校でのイジメ、様々な事をきっかけに心の病になり入院される方もいます。特別な人が心の病になるのではなく、誰しもがなんらかのきっかけで発病してしまう事があるのです。そんな方達が医療や力を借りながら少しづつ元気になっていく姿は働く励みになってきました。