発掘調査のお仕事

 

私が、まだ実家にいたころ(数年前)にしていた職業のお話です。ある自治体の嘱託職員として採用された私が配属されたところは、社会教育課埋蔵文化財担当という部署でした。勤務場所として案内されたところが、小高い丘の上に建てられた博物館でした。そこには、地域に点在する遺跡から発掘された土器などの埋蔵物などの破片がところせましとならんでいました。

 

私は、考古学などにふれたことがなく大学でも経済を学んでいて、考古学などには一切縁のない人生でした。だから、これから自分がしなけれないけないことについて、一切見当がつきませんでした。

 

その日のうちに具体的な話を担当の係長からいただきました。なんと発掘現場の調査員をしろとのこと。お役所というのはなんと大胆なことを・・全く現場経験のない人間に対し調査員をしろと、しかも発掘現場では発掘のアルバイトにきているおじいちゃん、おばあちゃんの現場監督補佐をするように、というのです。まだ若かったからか、なんの疑問もなくその仕事を自然に受け入れて、毎日勉強しながら少しづつ仕事に慣れてきました。

 

発掘調査といっても、私が担当していたのは、緊急発掘調査といって、高速道路などの公共事業によって地盤を掘り返す場合、そこが遺跡出土地区であった場合には必ず調査を行い報告書を作成して自治体に報告したあとでないと、工事が進まないということで、火急的すみやかに調査をしなければいけないというもので、れっきとしたお役所の仕事でやりがいもありました。

 

具体的な仕事といえば、ショベルカーで掘り返しある地層のところまできたら平にならして、その地面をけずっていく。そうしていくと綺麗に昔建てられていた建物の後が現れます。家の張りがあったところ、柱があったところはその木が腐ってそこだけ違う色で柱や梁そのままの形になっています。また釜戸には焼けた土のあとが、赤土や灰色で

 

そのまま残っています。それぞれの長さや大きさなどをはかり、縮小して方眼紙に落とし込みまとめて報告書とするもので、結構大変でしたが、楽しかった仕事です。

 

一番印象に残っていた遺跡は、一回だけでしたが、古墳を発掘した時です。刀剣が出てきたときはとっても興奮して今でも忘れられません。


 

技術の塊NC旋盤加工

 

NC旋盤加工という職業は、ドリルやフルバックといった刃物がついた工具を機械のモーターで回転する部分に取付を行い、その状態で刃物を回転させることで

 

鉄、アルミ、チタン、ステン、といった金属素材の不要部分を削り、製品面に精度を出したり、指定位置に穴開けやねじ山加工を行うことができるという技術のいる仕事です。機械規模は、全長5m〜10mを超える大型機械から全長1mくらいの小型機械まであります。

 

プログラムで自動加工をするため、プログラムがあれば、慣れていない初心者の方でも、手慣れた人と同様の製品を大量生産できるというのが特徴です。

 

この仕事の不満は、製品素材等が考慮されないで、あくまでも卓上の計算のみで算出された時間と会社同士の付き合い方で納期が決まることです。
ですので、中小企業の製品というのは、加工する箇所が多い中、短納期で高精度の製品を要求されることが多いです。

 

メーカーが出している工具もカタログに書かれている能力が出てないことが多いため、プログラムで指定した通りに加工ができない事があり、その際は、10分で終わるものもあれば、4時間かかる作業もありますが、指定された寸法、指定された精度がでるまで、行わないといけません。

 

こうなってくると、会社がだしたスケジュール通りに作業は進まなくなるため、その遅れを取り戻すために、残業や休日出勤というのは、自然と増えていきます。

 

メーカーが示す工具能力が曖昧だし、図面も会社事のハウスルールがあり、その中で作った人の能力で、わかりやすいものならいいんですが、中には作れない物まで存在して、加工途中で打ち合わせになったりします。

 

加工に必要な周りの物が色々とあやふやなのに、短納期、高精度を会社は求めてきます。

 

逆に良い部分というのは、最初はただの鉄の塊だった物が製品として仕上がった時、製造業の良さとがわかる職業ではあると思います。
今の会社は、勤めて出して、そこそこ立ちますが、仕上がった製品を見ると、苦労した分喜びというのは大きいです。

 

物を作りたいと思う人にはお勧めの仕事だと思います。

 

バンケットレディ

 

バンケットレディというと漠然としていると思いますが、ホテルなどで行われるパーティーで、ゲストの方々のサーブをする仕事です。

 

地域や会社によっては、パーティーコンパニオンと呼ぶところもあります。

 

まず、事務所で登録をします。私が友達に紹介されて登録した事務所は募集条件が「身長160センチ以上で容姿端麗な女性」という条件だったのですが、身長157センチしかない私でも登録できたので、いまひとつ基準が謎です。容姿端麗についても、とてもそうは思えませんでしたし。

 

無事に登録を済ませると、仕事の依頼があります。

 

まず事務所に行き、皆でお揃いのドレスやワンピースなどの衣装に着替え、化粧をし(化粧が下手だとチェックが入って直されます)、タクシーに分乗して会場のホテルへ向かい、バックヤードでリーダーの方から仕事内容についての説明を受けます。

 

立食パーティーなので、ゲストの方がお料理を取ろうとしたら率先してサーブする、飲み物が無くなりかけているグラスを持っているゲストが居たら、飲み物を聞いてドリンクカウンターに取りに行く、煙草を吸おうとしているお客様が居たら火を点ける。(ライターも支給されました)など。

 

そして、一番大切なのは「常に笑顔を絶やさない事」

 

2人で一つのテーブルを担当し、笑顔というか、ひきつった笑いを浮かべていると、ゲストの方から「シャンパン2つ取ってきて」と言われたので、救われた気分でドリンクカウンターまでシャンパンを取りに行きました。

 

オードブルを取ろうとしているゲストの方には希望を聞いて、サーバーなどを使ってお皿に綺麗に盛り付けてお渡しします。

 

そんな感じで2時間のパーティーが終わり、会場から出ていくゲストの方々をバンケットレディ全員で一列になってお見送りして終了です。

 

ドレスに合わせてハイヒールを履いていた事もあって、労働時間の割に疲労が凄かった記憶があります。

 

時給はかなり良かったのですけどね。